DYNAX キャビネットIR は、1000時間以上にも及ぶ収録と検証テストに没頭
「鳴らす人を感動させたい」
ただそれだけの為に
古くはFenderのセールスマネージャーとして活躍したランドールが作りだすモダンハイゲインアンプの専用キャビネットのサウンドを キャビネットIR として再現。RANDALLといえば、モダンハイゲインからグランジ系など所謂 歪み系 ギタリストが多く仕様するイメージがあり、現在でも有名ギタリストが同モデルのキャビネットを利用している。
そのサウンドは、重厚なボトムと抜けの良いハイまで輪郭のはっきりとしたサウンドが特徴。
Randall Amplifierのドン・ランドールは第二次世界大戦後に、ラジオやテレビのセールスマンとして起業、働いている間にフェンダーラジオカンパニーのレオ・フェンダーとも知り合い交流を持つようになりました。既にレオ・フェンダー氏はラップスチールギターやアンプの製造を始めており、ドン・ランドールの薦めもあり大々的にそれらのアンプの販売を始めるようになりました。
レオ・フェンダー、Fender Sales CorporationとFender ElectricInstrument Companyの会社は1953年に立ち上げられた後、実質的なセールス担当を行っていたのはドン・ランドール氏でフェンダー社がCBSに買収となった後は副社長兼総支配人として経営に携わっておりました。
ギターアンプの黎明期と言える時期からアンプの製造と流通に携わっていた経験を生かし、1969年にCBS買収後のフェンダーを退社。カリフォルニア州アーバインにRandall Amplifier Companyを設立することとなりました。
Randallの名作といえば、EgnaterのBruce Egnaterとの協力で開発を行ったプリアンプモジュラMTS(Modular Tube System)です。プリアンプ部がカセット式のモジュラーとなっており、差し替えることでキャラクターの異なるプリアンプに変更することができる画期的なシステムでした。RandallとEgnaterそれぞれから、別の指向を持つプリアンプモジュールが発売されスタジオミュージシャンの愛用者が多くヒット作となりました。またプリアンプとしてだけではなく、パワーアンプ部を搭載したRMシリーズのコンボやヘッドも発売されていました。
2011年にはFortin Amplifierと業務契約を締結し共同でアンプの設計を行うことを発表しました。Mike Fortin氏がRandall Amplifierの専属エンジニアとなり、モダンハイゲインアンプの設計を行い数多くのミュージシャンから支持され、トップミュージシャンのシグネイチャーアンプの開発も手がけるなど手腕を発揮することとなりました。2015年末日を持ってFortinとの業務契約を解消し現在に至ります。
その後はペダルエフェクターをリリースするなど、USミュージックコーポレーションの傘下の一つのブランドとして積極的に活動を行っています。
DYNAXが提供する キャビネットIR (インパルスレスポンス) は「リアルなサウンドを追求」し、DYNAX IR についてのページにも記載 の通り、独自の手法を用い生み出されているIRとなり、お使いのIRローダーに読み込む事で品質の高いサウンドを生み出すことができます。
インパルスレスポンスを読み込める機器やソフトウェアの能力(読み込んだIRのパラメーター変更能力 等)や、入力されるギターサウンド自体(アンプやストンプボックス、シミュレーター、プラグインなど)にも左右されますが、アウトプットされるギターサウンド全体のダイナミックレンジは、一般的に配布されているIRとは一線を画すクウォリティーとなっています。
以下「DYNAX IR一覧」より各モデル毎にサウンドサンプルを公開しておりますので、ご参考ください。
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