MesaBoogie EX412 4×12 解説 – キャビネットIR

DYNAX キャビネットIR は、1000時間以上にも及ぶ収録と検証テストに没頭
「鳴らす人を感動させたい」
ただそれだけの為に

 

ギターアンプに革命を起こしたMesaBoogie

キャビネットIR としても数多くのシミュレーターにも導入されているギターアンプに革新を生んだMesaBoogieのキャビネット。ワールドツアーに対応する肉厚なエンクロージャーとハードウェアのタフな作り。BlackShadowユニットとハーフオープンバックの量感豊かなサウンドが特徴

MesaBoogie EX412 解説

MesaBoogieは1969年アメリカ・カリフォルニア州で設立されたアンプブランドです。創立者であり全ての製品の設計に携わるランドール・スミスは現地の小さいリペアショップでFenderアンプのリペアやモディファイを行なってきました。それが後のMesaBoogieというブランドの基礎を築き上げました。元来アンプのリペアを行なっていたことから、自社製品は壊れにくく頑丈なアンプを作るという姿勢は現在も引き継がれています。完成したアンプをハンマーで何度も叩き衝撃テストを行うという独自のハンマーテストはあまりに有名で、当社の製品はワールドツアーを行うトップミュージシャンからも絶大な信頼を得ています。

世界にメーカーとしてその名前を広げることとなったのは、今までのシングルチャンネルというアンプの根本的な発想を変え、複数の音色を出すことを実現したマルチチャンネルアンプとして有名なMarkシリーズにあります。MarkシリーズはMark1からMark5とモデルチェンジを重ね、数多くのギターリストに愛用されてきました。Markシリーズのファットでスウィートなサウンドは名盤とよばれる歴史的な作品でその音色を聴くことができます。

その後、音楽シーンの移り変わりに対応するハイゲインサウンドを搭載した同社Rectifierアンプはモダンハイゲインアンプの元祖として、その他のアンプブランドにも影響を与えるなどのMesaBoogieの歴史においても最高傑作のアンプヘッドとなりました。それまで100ワットクラスの高出力のアンプではシリコンダイオードによる整流回路を用いていましたが、Rectifierではビンテージのアンプで使用されている整流管(Rectifier Tube)を採用したことで、ハイゲインサウンドでありながら、ふくよかで温かみを感じさせるサウンドを両立することに成功しました。Rectifierアンプは現在においても愛用者が多くステージでその姿を見ることができます。

MesaBoogieは自社のアンプヘッドのサウンドを余すことなく表現するための専用キャビネットを作り続けてきました。これらのキャビネットもまた傑作が多くあります。アンプヘッドは他社の物であっても、MesaBoogieのキャビネットはレコーディングやステージで愛用されています。これらは同社のキャビネットがいかに優れており信頼がおけることの証です。レコーディングにおいてもアンプを選ばない非常に優秀な特性を持っており、レコーディングスタジオにMesaBoogieのキャビネットが常設されているとこも多くあります。

EX-412 Cabinetは肉厚のエンクロージャーに一般的なキャビネットで用いられるサランネットグリルの代わりに、なんと『鉄格子』をフロントグリルとして採用しています。特筆すべき点は、EX-412は4発キャビネットの伝統的なスラントレイアウトでありながら、上段2発の背面がオープンバック・下段がクローズドバックという独自のハーフオープンスタイルとなっていることです。これによりハイゲインサウンドにおいて多くのギターリストが最も重要と感じるであろう、ボトムサウンドの重厚感と音圧。そこにコンボアンプの様な高音域の広がりを加えることに成功しました。またオープンとクローズという異なる構造を、1台のキャビネットで2種類マイキングすることができます。二つのサウンドを収録することで、それらをミックスしクローズドバックのタイトなサウンドに、オープンバックの広がりのあるサウンドをブレンドしたり、ドライブサウンドはクローズドバックを、クリーンサウンドはオープンバックと切り替えて使うことも可能で幅広いサウンドメイクを行うことができます。

EX−412に搭載されるスピーカーユニットにはMesaBoogie伝統のBlackShadowを上段に、下段にはギターアンプのスピーカーユニットとして最も有名で定評のあるCeletion Vintage30を搭載しています。MesaBoogieというメーカーイメージがもつそのままのパンチのあるサウンドと高音域のキレのあるサウンドが魅力的です。

MesaBoogieのユニークなところとして、イギリスのMarshallがキャビネットのトータルオーム数に16オームを採用するのに対し、MesaBoogieは伝統的に8オームを採用しています。こちらに関しては諸説あるところですがDYNAXの見解として、同じVintage30スピーカーユニットであっても8オームと16オームでサウンドの傾向が変わると判断しております。

MesaBoogie伝統の高品質なバーチ材を熟練の職人による手作業による丁寧なウッドクラフトに、ヘビーデューティなハードウェアの組み合わせはワールドツアーのステージに耐える堅牢な作りとなっています。

キャビネットIR

キャビネットIR

DYNAXが提供する キャビネットIR (インパルスレスポンス) は「リアルなサウンドを追求」し、DYNAX IR についてのページにも記載 の通り、独自の手法を用い生み出されているIRとなり、お使いのIRローダーに読み込む事で品質の高いサウンドを生み出すことができます。
インパルスレスポンスを読み込める機器やソフトウェアの能力(読み込んだIRのパラメーター変更能力 等)や、入力されるギターサウンド自体(アンプやストンプボックス、シミュレーター、プラグインなど)にも左右されますが、アウトプットされるギターサウンド全体のダイナミックレンジは、一般的に配布されているIRとは一線を画すクウォリティーとなっています。
以下「DYNAX IR一覧」より各モデル毎にサウンドサンプルを公開しておりますので、ご参考ください。
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