ROLAND JC120 Combo 2×12 解説 – キャビネットIR

DYNAX キャビネットIR は、1000時間以上にも及ぶ収録と検証テストに没頭
「鳴らす人を感動させたい」
ただそれだけの為に

 

国産ギターアンプの代表

国産ギターアンプの代表であるRoland JC-120。通称ジャズコのアンプサウンド

ROLAND JC120 Combo 解説

日本の代表的な電子楽器ブランド、Roland(ローランド)。
KORGに継ぎ、国産アナログシンセサイザーの黎明期よりモノフォニック・ポリフォニックアナログシンセサイザーの製造・販売を行い、System100やJupiter8などの名機を世に送り出しました。そして1980年に発売したTRシリーズはリズムマシンとして革新的で大きなヒットとなり世界中の音楽で一聴して解るTR-808の独特のサウンドを聞くことができました。

またRolandは1978年に世界初となるGR-500ギターシンセサイザーを製品化したことにあります。エレキギターを演奏しながら同時にシンセサイザーサウンドを得ることが可能で、モノフォニックではありましたが革新的な発想とサウンドは、新しい音楽が生まれていた時代背景も相まって著名なギターリストによって愛用されました。その後ポリフォニック化に成功したGR-300を発売。世界の他のメーカーも同様にギターシンセサイザーの開発を行うもローランドの信頼性は他の追従を許すことなく続いています。
デジタルに移行した後も積極的にハードウェアシンセサイザーの製造を行なっており、シンセサイザーメーカーとしてまたギター・ベース向けのエフェクターブランドであるBOSSもローランドブランドの一つとなっています。

シンセサイザーブランドとしてのイメージが強いローランドですが、70-90年代は電子楽器の音をそのままモニターを行うことができるインストゥルメンツアンプが主流でもありました。その中でローランドが作ったギターアンプが、日本を代表するギターアンプJC-120です。

JCはJazz Chorusの略称で「ジャズコ」という愛称で馴染みがあるかと思います。JC−120はギターアンプでは定番である真空管を使わない、トランジスタとICによって構成されています。ユニークな点として60W+60Wのパワーアンプと12インチスピーカーユニットを2発搭載するステレオとなっています。内蔵されているコーラスをオンにすると、2発のステレオスピーカーの片側からはドライサウンドを。もう片側からピッチの揺れた音をウェットサウンドを出力するというエフェクターでコーラスを形成するのではなく、スピーカーからの出音で混ぜるという方式を取っています。クリアーで美しいコーラスは後に単体のエフェクターである「CE-1」として発売。コーラスの名機として知られ、現在のBOSSのCE(ChorusEmsanble)にそのサウンドは引き継がれています。

定期的な交換やメンテナンスが必要な真空管を用いないことから非常に丈夫で、またエフェクターとの愛称も良いことから日本ではリハーサルスタジオやライブハウスの定番アンプとして需要が広がり、日本のスタジオに常設されていない所はほとんどないのではないか、と言える位定番アンプとなっています。

定番アンプになったJC-120も過去にはJC-60やJC-160、JC-200など細かなモデルも発売してきました。日本のミュージシャンにも愛用者が多く、JC−120を使ったサウンドは名盤と言える作品の中でも聴くことができます。中期頃からエフェクトループも搭載され、エフェクターを駆使した幅広い音作りを実現しています。

スピーカーユニットも初期から変遷がありますが、やはり目立つアルミセンターキャップが目をひきます。真空管用に設計されているスピーカーユニットとは異なりトランジスターに最適化された能率のユニットからは、JC-120にしか出せないクリアーで美しいサウンドが魅力的です。歪みは真空管アンプを使っても、クリーンサウンドのレコーディングにはJC-120を使っているというギターリストも多く、練習スタジオのアンプといったイメージだけでは無く独特の魅力のあるサウンドを感じさせます。
キャビネットIR

キャビネットIR

DYNAXが提供する キャビネットIR (インパルスレスポンス) は「リアルなサウンドを追求」し、DYNAX IR についてのページにも記載 の通り、独自の手法を用い生み出されているIRとなり、お使いのIRローダーに読み込む事で品質の高いサウンドを生み出すことができます。
インパルスレスポンスを読み込める機器やソフトウェアの能力(読み込んだIRのパラメーター変更能力 等)や、入力されるギターサウンド自体(アンプやストンプボックス、シミュレーター、プラグインなど)にも左右されますが、アウトプットされるギターサウンド全体のダイナミックレンジは、一般的に配布されているIRとは一線を画すクウォリティーとなっています。
以下「DYNAX IR一覧」より各モデル毎にサウンドサンプルを公開しておりますので、ご参考ください。
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