AUDIX D-4 – DYNAX ギターレコーディング マイク

ギターレコーディング マイク としてのAUDIX D-4

ギターレコーディング マイク は様々な物があり、どのマイクも「そのマイクが持つ特性」があります。その事により、同じ ギターキャビネット で録音してもマイクが異なることでサウンドの質感は大きく変わります。
「質感が変わる=音の良し悪し」ではなく、レコーディングされる周波数が異なることで出音自体が変わりますので、その曲の中で「どのマイクが合うのか?」や「このジャンルであればこの定番マイク」などを選定する上でも多くのマイクでギターキャビネットを録音したサウンドをプレビューできることは、制作現場において大きなアドバンテージになります。

本ページで紹介するマイクの特性は以下となります。
ギターではレスポールなど厚めのギターとの相性が良好で、ローミドルが安定しており、音抜けも良いので意外にも使い勝手の良さに驚きます。
キックマイクという印象が強いマイクですが、コストパフォーマンス面でも優れているのでお手持ちの楽器で試してみると新しい選択肢になり得る可能性を秘めたマイクだと感じます。

AUDIX D-4 に関して

AUDIX(オーディックス)は1984年にアメリカ、オレゴン州で創業、”Performance Is Everything(パフォーマンスが全て)”というスローガンを信念に掲げ、プロオーディオ向けのマイクロホンの製造をスタートしたメーカーです。1986年に初のプロ仕様マイクOM1を発表、雑誌のレビューでも人気を博し、Beach Boys等の著名なミュージシャンからも支持されました。OMシリーズのダイナミックマイクは、「MTV UNPLUGGED」のアコースティックライブでも活躍した実績があります。
AUDIXのマイクは、革新的なデザイン、性能、品質、耐久性から世界中のプレイヤーから高く評価されています。

本日はドラム用マイクの世界的スタンダードとなったDシリーズのなかでも様々な楽器にも使用できる汎用性を持つダイナミックマイク〝D4〟をご紹介します。
先にDシリーズについて触れておくと、AUDIX独自のVLM(Very low mass)ダイアフラムを搭載しているのが一番の特徴で、精密機械加工されたアルミニウムハウジングを備えたトランスレス設計との組み合わせにより、非常に高い音圧レベルでの高音質を実現しています。ディテール感を的確に捉えており、広域にわたっての明瞭感は抜群。小ぶりで斬新なデザインが特徴的で、バンドでの音かぶりにも強いことも支持されているシリーズです。

ブラックのグリルから覗く赤いメッシュが目を惹く本機がD-4です。他のDシリーズに比べてニュートラルなキャラクターを持っており、40Hz~18kHzという特性でドラムに限らず幅広い楽器にも対応可能です。
最大の特徴として144dBを超える音圧レベルにも対応できるため、大型の打楽器や管楽器、ベースアンプでの使用でも活躍が期待できます。
指向性はスーパーカーディオイドとなっており、的確に収音しつつハウリングも最小限に抑えてくれます。
ボディは全長100ミリに127グラムとコンパクトかつ軽量なのでスタジオやライブでのセッティングスペースを選ばないのもポイントです。

サウンドについては、最も多く使用されているであろうフロアタムでの収音は評判通り相性抜群です。
パンチの効いたサウンドで、単にアタックを拾うというよりも倍音を多く拾い上げる印象です。ライブでのミキシングも容易です。
また、ローミドルが優秀なのでベースは勿論のこと、アップライトベース、バリトンサックスとの相性も抜群で美しいトーンを出音してくれます。

特徴
・AUDIX独自のVLM Type Dカプセル搭載
・144 dBの高音圧まで対応可能
・スーパーカーディオイドによるピンポイントな収音とハウリング防止
・小ぶりで軽量、セッティングスペースを取らない

製品スペック
形式: ダイナミックマイク
指向特性:超単一指向性
周波数範囲:38Hz~19kHz
感度:2.1mV/Pa
出力インピーダンス:280Ω
最大SPL:144dB
寸法:39mm×100 mm
重量:127g

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