MesaBoogie RECTIFIER (4FBB-R-SL) 4×12 解説 – キャビネットIR

DYNAX キャビネットIR は、1000時間以上にも及ぶ収録と検証テストに没頭
「鳴らす人を感動させたい」
ただそれだけの為に

 

ギターアンプに革命を起こしたMesaBoogie

モダンハイゲインアンプとしてギターアンプに革命を与えたMesa Boogie Rectifierアンプの専用キャビネット。肉厚なエンクロージャーがアンプの強力なエネルギーを確実に受け止め圧倒的なボトムとパンチのあるサウンドが魅力となっています。大音量やヘビーなディストーション、ダウンチューニングに対応するサウンドを再現します。

MesaBoogie RECTIFIER (4FBB-R-SL) 解説

MesaBoogieは1969年アメリカ・カリフォルニア州で設立されたアンプブランドです。
創立者であり全ての製品の設計に携わるランドール・スミスは現地の小さいリペアショップでFenderアンプのリペアやモディファイを行なってきました。それが後のMesaBoogieというブランドの基礎を築き上げました。元来アンプのリペアを行なっていたことから、自社製品は壊れにくく頑丈なアンプを作るという姿勢は現在も引き継がれています。完成したアンプをハンマーで何度も叩き衝撃テストを行うという独自のハンマーテストはあまりに有名で、当社の製品はワールドツアーを行うトップミュージシャンからも絶大な信頼を得ています。

世界にメーカーとしてその名前を広げることとなったのは、今までのシングルチャンネルというアンプの根本的な発想を変え、複数の音色を出すことを実現したマルチチャンネルアンプとして有名なMarkシリーズにあります。MarkシリーズはMark1からMark5とモデルチェンジを重ね、数多くのギターリストに愛用されてきました。Markシリーズのファットでスウィートなサウンドは名盤とよばれる歴史的な作品でその音色を聴くことができます。

その後、音楽シーンの移り変わりに対応するハイゲインサウンドを搭載した同社Rectifierアンプはモダンハイゲインアンプの元祖として、その他のアンプブランドにも影響を与えるなどのMesaBoogieの歴史においても最高傑作のアンプヘッドとなりました。それまで100ワットクラスの高出力のアンプではシリコンダイオードによる整流回路を用いていましたが、Rectifierではビンテージのアンプで使用されている整流管(Rectifier Tube)を採用したことで、ハイゲインサウンドでありながら、ふくよかで温かみを感じさせるサウンドを両立することに成功しました。Rectifierアンプは現在においても愛用者が多くステージでその姿を見ることができます。

MesaBoogieは自社のアンプヘッドのサウンドを余すことなく表現するための専用キャビネットを作り続けてきました。これらのキャビネットもまた傑作が多くあります。アンプヘッドは他社の物であっても、MesaBoogieのキャビネットはレコーディングやステージで愛用されています。これらは同社のキャビネットがいかに優れており信頼がおけることの証です。レコーディングにおいてもアンプを選ばない非常に優秀な特性を持っており、レコーディングスタジオにMesaBoogieのキャビネットが常設されているとこも多くあります。

4×12 Rectifier Cabinetは同社Rectifierアンプヘッドにマッチするようにデザインされています。一般的な4発キャビネットより少し大きなサイズを採用しており、現在においてはヘビーサウンドの代表として認知されているこのヘッドとキャビネットのコンビネーションは他の追従を許さない存在です。4発キャビネット特有のレゾナンス豊な鳴りとパンチのあるミッドレンジが魅力で、プレイヤーのアグレッシブなプレイを忠実に受け止めマッシブなサウンドをそのままアウトプットすることができます。また、スラント構造により上段2発はプレイヤーの耳にダイレクトに音が飛んでくることから爆音のステージでもプレイヤーのモニターとしての役目も兼ね備えます。

4×12 Rectifier Cabinetに搭載されるスピーカーユニットにはギターアンプのスピーカーユニットとして最も有名で定評のある英国Celetion社製Vintage30をバッフル板の裏側からマウントするリアロードという手法で取り付けられています。

MesaBoogie伝統の高品質なバーチ材を熟練の職人による手作業による丁寧なウッドクラフトに、ヘビーデューティなハードウェアの組み合わせはワールドツアーのステージに耐える堅牢な作りとなっています。

キャビネットIR

キャビネットIR

DYNAXが提供する キャビネットIR (インパルスレスポンス) は「リアルなサウンドを追求」し、DYNAX IR についてのページにも記載 の通り、独自の手法を用い生み出されているIRとなり、お使いのIRローダーに読み込む事で品質の高いサウンドを生み出すことができます。
インパルスレスポンスを読み込める機器やソフトウェアの能力(読み込んだIRのパラメーター変更能力 等)や、入力されるギターサウンド自体(アンプやストンプボックス、シミュレーター、プラグインなど)にも左右されますが、アウトプットされるギターサウンド全体のダイナミックレンジは、一般的に配布されているIRとは一線を画すクウォリティーとなっています。
以下「DYNAX IR一覧」より各モデル毎にサウンドサンプルを公開しておりますので、ご参考ください。
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