PEAVEY 5150SL 4×12 解説 – キャビネットIR

DYNAX キャビネットIR は、1000時間以上にも及ぶ収録と検証テストに没頭
「鳴らす人を感動させたい」
ただそれだけの為に

 

エレキギターの革命を起こしたギターリストのサウンドを

世界のギターリストに衝撃を与えた伝説のギターリストのために設計されたPEAVEY 5150アンプのサウンドを余すことなくアウトプットする専用キャビネットSL 4×12。

PEAVEY 5150SL 解説

5150、この数字を聞いて想像するのはあの伝説のギターリスト、エディー・ヴァン・ヘイレンです。古くはMarshallを特別なプロフェッショナルにモディファイされたアンプを使用していましたがVAN HALENの後期からはPEAVEYからリリースされた本人のシグネイチャーアンプ、『PEAVEY 5150』をシリーズを愛用していました。世界中のギターリストにとって憧れの存在でもあったエディー・ヴァン・ヘイレンのシグネイチャーアンプとあれば、そのギターリスト達も同じアンプを使用することも不思議ではありません。そしてPEAVEY 5150はシグネーチャーアンプモデルとして大ヒットとなったことは言うまでもありません。

エディー・ヴァン・ヘイレンがPEAVEY 5150ヘッドを使い始めるまでの経緯は諸説あるようですが、PEAVEY 5150はクリーンとクランチの切り替えを持つCH 1と、激しいディストーションサウンドが魅力のCH 2の2チャンネルアンプとして生まれました。特にCH 2のヘビーなディストーションサウンドとダンピングコントロールによる重低音サウンドはメタル系のギターリストにも高く評価されることとなりました。パワーチューブには6L6GCが標準搭載されており、それまでエディーはMarshallに6CA7というアメリカ生まれのEL34チューブを愛用していましたが、後期のバンドサウンドの傾向としても明るく響の良い6L6GCチューブが適切であったようにも思えます。

その後、5150-IIとしてモデルチェンジすることとなりました。5150−IIでは初代と異なりCH 1/2それぞれ独立したトーンコントロールが可能になるようになりました。またResonanceとPresenceについてもそれぞれ独立して調整が可能となりました。深いディストーションサウンドは健在で、初代5150に続きこちらも大ヒットとなりました。

5150シリーズには共通してEffect Loopは存在しますが、近年のアンプでは一般的であるMaster Volumeが存在しません。Effect Loopに接続する空間系エフェクターに適切な音量になるようにCHのボリュームを上げると爆音となってしまい別途アッティネーター等を用いる必要があります。エディー・ヴァン・ヘイレン本人がステージで使用するギターシステムとて3スピーカーを初期から採用しており、空間系のエフェクターへの信号はスピーカーアウトからラインレベルを取り出していました。Master VolumeやEffect Loopについては使用しないため、オミットされていたのではないかと推測します。

アンプヘッドとして大ヒットとなったPEAVEY 5150ですが、12インチ2発を搭載した5150コンボと、ストレートとスラントの412キャビネットも発売されました。エンクロージャーは少し角を持たせ硬質なイメージを持たせるデザインでキャビネット右下にある5150のロゴが輝きます。

標準搭載されるスピーカーユニットにはPEAVEYオリジナルの5150 Sheffield 12インチスピーカーが4発バッフル板の裏からマウントされておりトータルインピーダンスは16オームです。このPEAVEY 5150 Sheffield 12インチスピーカーのトーンバランスは、その他のギターアンプ用スピーカーユニットと比べるとどこかの周波数にピークを持たせたようなサウンドではなく、とてもスムースな印象を受けます。アンプに十分な個性とパンチがあるため敢えてこのスピーカーを採用したのかも知れません。ハイゲインサウンドは勿論のこと、ゲインを少し下げたセッティングにおいても、ハリのあるサウンドを得ることができます。

キャビネットIR

キャビネットIR

DYNAXが提供する キャビネットIR (インパルスレスポンス) は「リアルなサウンドを追求」し、DYNAX IR についてのページにも記載 の通り、独自の手法を用い生み出されているIRとなり、お使いのIRローダーに読み込む事で品質の高いサウンドを生み出すことができます。
インパルスレスポンスを読み込める機器やソフトウェアの能力(読み込んだIRのパラメーター変更能力 等)や、入力されるギターサウンド自体(アンプやストンプボックス、シミュレーター、プラグインなど)にも左右されますが、アウトプットされるギターサウンド全体のダイナミックレンジは、一般的に配布されているIRとは一線を画すクウォリティーとなっています。
以下「DYNAX IR一覧」より各モデル毎にサウンドサンプルを公開しておりますので、ご参考ください。
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