DIVAオーバードライブ
DIVAオーバードライブ

DIVAオーバードライブ

ネオトランスペアレント領域へ

追求したのは音の速さ

製品名 DIVAオーバードライブ
概要 ネオトランスペアレント領域へ
定価 ¥36,000 (税抜)
JANコード 4589742985050
型番 DYNAX002
販売店

ネオトランスペアレント 性能

現在、様々なエフェクターメーカーが「トランスペアレント」と言われるドライブペダルをリリースしています。トランスペアレント系オーバードライブとは、ギター本来の音やアンプで作った音に対し、クリーンにブーストが出来るピュアなサウンドが特徴のドライブペダルを指します。そのことでピッキングニュアンスやタッチ、ギター側のVol変化への反応も鋭く様々なジャンルで利用されています。
DIVAオーバードライブは、そのトランスペアレント性能を更に高次元へ持ち上げる為、構成するコンポーネンツの選定に膨大な時間をかけ完成したオーバードライブペダルです。
DYNAXではその性能品質を「ネオトランスペアレント」と称しています。

Divaオーバードライブは8月末販売開始となります。
リリース情報は改めて公開させて頂きます。

追求したのは「音の速さ」

これこそが DIVAオーバードライブ の神髄であり
Made By DYNAX であるが故の逸品と言えます。

エフェクターペダルは、回路設計に合わせ構成するコンポネンツ(ICやコンデンサや抵抗、配線など)の規格や数値が決まっています。例えば 1か所のコンデンサが 0.1uf という値の場合、この個所に利用できる同じ値のコンデンサは膨大に存在し、その1つ1つに音の特色があります。 抵抗に至っても 同じで、仮に10kΩの抵抗でもビンテージの抵抗と既存生産の抵抗、カーボン抵抗 / 金属皮膜抵抗 によっても大きくサウンドレンジが異なります。更には配線材やハンダ、オペアンプICなどによっても大きな違いを生み出します。
特に オペアンプIC が持つ固有の数値はサウンドのアウトプットの速度やレンジ感に大きな影響を与えます。

重要な要素である オペアンプIC
DIVAオーバードライブ で多くの時間を費やした工程の1つとして「オペアンプ」の選定があります。オペアンプは信号を増幅し回路内の次段セクションへ信号を送る重要な部品です。多くのオーバードライブやエフェクターで使用されるオペアンプには TL071/072や4558などが挙げられますが、1つとしてレンジ、音色、音圧が同じものはありません。 DIVAドライブでは「オーバードライブの構成で利用できるほぼ全てのIC」を取り寄せ、1つ1つを検証し絞り込んだICを採用しています。
先述の通り オペアンプICは「IC自体が持つ固有スペック」により音の速度とレンジ感が異なります。TL072は、そのサウンドこそ聴き慣れている音ではありますが、我々としては「レイテンシーが有り過ぎるICとして分類」しています。レイテンシーとはピッキングした瞬間から音としてアウトプットされるまでに掛かる時間のことを指します。レイテンシーが少ないほど「出音の速度が速い」ということになります。
ビンテージアンプやDumbleアンプと現在のアンプの違いとして「音の速さ」があります。特にビルダー自身が製作するカスタムアンプでは、回路内に配置する部品1つ1つに理由があるからこそ、素晴らしいスピード感とレンジ感が生み出されているものと考えます。それはエフェクターでも全く同じことが言えます。

我々が独自に選定したオペアンプICを採用したことで他のドライブペダルとは段違いの「音の速さ」を実現しています。なぜ我々が「音の速さ」に拘ったのか? その答えは非常にシンプルです。

それはドライブペダルが、エフェクター配列の前段に位置するものだからです。前段に位置するエフェクターはその品質だけで後段に位置するエフェクターの「全ての音の方向性」が決定づけられてしまいます。だからこそ、重要なファクターとして「原音に色付けの無いトランスペアレント性能」更に「アンプ直と変わらない低レイテンシーを実現する性能」この2つを持ち合わせる ネオトランスペアレント 性能が重要だと考えています。

コンポネンツ選定と配置理由

回路を構成するパーツは理由があって「そのパーツを選定している」と解説した通り、DIVAオーバードライブを構成するコンデンサや抵抗、ダイオードなど全てに選定した理由があります。 コンデンサにはカップリングやデカップリング、そしてフィルターを構成する役割がありますが同じ数値のコンデンサ数百種類の中から周波数特性と実際の耳で判断し選び抜いたビンテージのセラミックコンデンサを選定し我々が定める公差内の物のみを採用しています。

電解コンデンサも一般的には「音に関係がない」とされていますが、それは間違った認識です。 電解コンデンサも各メーカーに特色があり耐圧によってレンジ感までも異なります。DIVAオーバードライブでは、耐久性と安定性、サウンド品質から Jovial UTSJ を採用しています。

抵抗に関しても一部では「抵抗で音は変わらない」と提唱されていますが、大きく変化します。抵抗を配置するポジションによっては、その前段と後段の部品が持つ可変率に影響を及ぼします。また、メーカーは生産された年代によっても「音が丸いもの·ドンシャリなもの·Lowがタイトなものや逆のもの」など、様々な方向性を持ちます。抵抗の前後に位置するコンデンサやIC、ポテンショメーター等の持つ数値などを考慮した上で、狙った帯域へチューニングする為の重要なパーツとなります。

このように構成する部品には、1つ1つに特色があり、その特色を把握した上で DIVAを構成するコンポネンツに相応しいか否かを判断し、配置するポジションにより音に及ぼす影響を考慮した上で数えきれない程のテストを経て完成したのが DIVAオーバードライブとなります。

ローゲイン & 3ノブ仕様

オーバードライブの存在意味
それを考えた結果ローゲインの3ノブ仕様のDIVAが誕生

本来のオーバードライブとは?DIVAプロジェクトを立ち上げた時 最初に考えたテーマです。昨今、各社からは様々なオーバードライブペダルが発表されています。その特徴も様々で製品によってはペダル1台で歪み系アンプメーカーのアンプと遜色のない程 歪むオーバードライブや、EQが充実しているもの、クリッピングを変更できるもの、空間系エフェクトが搭載されているなど多機能な物も多くあります。その製品全てに特色がありサウンドも素晴らしいものばかりです。しかし

我々が思うオーバードライブとは違った

これがDivaの始まりです。ギターのドライブサウンドはその昔、歪まないアンプヘッドやコンボアンプを大音量で鳴らすことでサチュレーション感を得ることがセオリーでした。そのサチュレーション感だけでは足らずに、更なる歪み感を得る為に用いられたのが、オーバードライブやファズとなり、それらを利用することでアンプから出ている歪の限界値を更に押し上げることが出来ていました。そのことが、現在ドライブペダルの解説で用いられる「アンプをプッシュする」という表現に根源となっています。
我々としては、これこそが本来のオーバードライブの在り方と考えDivaの設計を開始しました。

オールハンドワイヤリング

Divaを構成するコンポネンツは全て自社ハンドワイヤリングで組み上げています。理由は、Divaにはビンテージのコンデンサや抵抗が多く混在している為です、スイッチとジャックを繋ぐメイン配線も1950年代の特定の製品を指定して使用しています。殆どのビンテージ品は経年によりリード線の腐食がある物もあり、腐食部分を除去してハンダした場合とそうでない場合 音に大きな影響を与えてしまいます。

電気界では、リード線の腐食は「電気的には影響が無い」とされていますが、音に関しては大きな影響を及ぼします。そのことからビンテージの材料を使う場合には、組み込む前作業として多くの工数が掛かります。我々として「その部分」を他人や他社任せにした場合 我々のレギュレーションに準じて組付けをすることが出来るか?ということに疑問を持ったことから、オール ハンドワイヤリングにて自社で組み込みを行っています。
もちろんハンダ材に関してもビンテージから現用までテストを行った中から選定したハンダ材を利用しています。また、耐久面や通電面を考慮したハンダワークにも重きを置いて組み上げています。

ドライブペダルとしてだけではない

オーバードライブペダルとしての位置づけである Divaは、ローゲイン であること 及び ギターからの入力信号に対し極限まで音質変化を抑えたコンポネンツで構成されていることから、クリーンブースターとしても優秀な製品です。

クリーンブースターとして
Divaはシンプルな3つのノブだけで、音質変化の少ないブースペダルとしても活用頂けます。DivaのVolを12時から16時、Gainはmin~9時、Toneを14時~Maxの間で高めに設定頂くことで、アタックレスポンスのあるブーストや、Divaの後段に接続するドライブペダルのブーストとしても効果的です。

心地よいクリーンを作ることも
往年のチューブアンプのクリーントーンは「微かに歪んでいる」アンプ特有の特徴があります。ですが、アンプ直のクリーンはアタックコントロールが難しく、各弦がまとまりの無い音量になってしまうことがあります。DivaのVolとGainを9時から12時周辺に設定にしToneは好みの設定して頂くことでアンプのクリーンに微かに歪みが足され耳当たりの良いまとまりのある音作りが出来ます。アルペジオやコードストローク、リードプレイにもマッチングが良く、様々なジャンルに対応したサウンドをアウトプットしてくれます。

サードパーティのブースターも有効
Diva単体で音作りをする場合、もう少しGain量を上げたい、リード部分でブーストしたい場合もあります。その場合、Divaの前段にサードパーティのブースターペダルを配置することも有効です。ブースターはメーカーによって音質変化の大きい製品もありますので、ブースターの選定は慎重に行ってください。

特徴

  • 拘り抜いたコンポネンツを採用したことにより各段の「音の速さ」を実現
  • 原音への色付けを極限まで抑え 且つ 反応速度と独自のレンジ感を持つ ネオトランスペアレント性能
  • 高密度のアルミ材をCNC削り出しにて成型した高品質筐体
  • オーバードライブとして「在り方」を追求したシンプルな3ノブ仕様

  • Divaオーバードライブ Q&A

  • 電源は9VDC-18VDCとなってますが、どちらがお勧めですか?
    9VDCをお勧め致します。一般的に18VDCで繋いだ場合「音が元気になる」や「上から下まで明瞭になる」などの効果がある場合が多いですが、本機の場合、18VDCを入力すると良い意味で「フルレンジで明瞭になる」方向性となり、ニュアンスの凹凸が感じ難くなります。
    ただ、鳴らしたい音やジャンルによっては18VDCの方がマッチングが良いことも御座いますので、使い別けて頂ければと思います。
  • 9V電池は利用できますか?
    9V電池は筐体内には格納できません。
  • Diva単体で音作りをする場合、もう少しゲインを上げたいのですが
    Diva単体で音作りをされる際、ゲイン量が少ないと感じられた際は、Divaの前段にブースターをインサートしてください。ただ、ブースターの中には繋ぐだけで音が大分変ってしまう製品も御座いますので、ブースターの選定は慎重にお願い致します。
  • Divaとは どういう意味ですか?
    Divaとは、一般的に「歌姫」と称されることが多いですが「主役」という意味でも使われます。DYNAXとしてはこの「主役=音作りにおいて根幹になる存在」という意味に重きを置き Divaと命名致しました。

仕様

入力インピーダンス 1MΩ
コントロール Vo / Tone / Gain
電源 9VDC- 18VDC センターマイナス
消費電流 20mA
筐体サイズ 112(W)×60(D)×33.5(H)mm
重量 249g
付属品 保証書

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