SHURE SM-57 – DYNAX ギターレコーディング マイク
ギターレコーディング マイク としての SHURE SM57
ギターレコーディング マイク は様々な物があり、どのマイクも「そのマイクが持つ特性」があります。その事により、同じ ギターキャビネット で録音してもマイクが異なることでサウンドの質感は大きく変わります。
「質感が変わる＝音の良し悪し」ではなく、レコーディングされる周波数が異なることで出音自体が変わりますので、その曲の中で「どのマイクが合うのか？」や「このジャンルであればこの定番マイク」などを選定する上でも多くのマイクでギターキャビネットを録音したサウンドをプレビューできることは、制作現場において大きなアドバンテージになります。
本ページで紹介するマイクの特性は以下となります。
1965年の発売以降、ホワイトハウスにて歴代のアメリカ大統領のスピーチに用いられてきたという経緯からライブやレコーディングにおいての信頼性の高さが伺えます。高域の解像度はコンデンサーマイクに軍配が上がるものの、ギターアンプでの使用にフォーカスすると、ギターに重要な中音域をクリアに再現し、明るく抜けの良いサウンドを集音してくれます。また、歪みとの相性も抜群でおいしい所をしっかり録ってくれます。音に個性的な味付けはないものの、癖のない素直な音は本機を世界基準たらしめる最大の長所だと考えられます。初めての1本をお探しの初心者の方は勿論のこと、複数のマイクを所持する上級者の方にも音に悩んだときの基本の振り返りにも強くお勧めできるモデルです。
SHURE SM-57 に関して
SHURE/SM57 ～汎用性抜群の超定番マイク～
SHURE社が1965年に発売以降、世界中のスタジオやライブハウスにて使用されているロングセラーアイテム「SM57」。PA関係の機材では誰もが一度は手にする機会があるといわれるほどの超定番モデルで、本モデルは「ゴーナナ」、姉妹モデルであるSM58は「ゴッパー」の愛称で親しまれています。各種楽器からボーカル、スピーチなど幅広い収音に対応できる万能性に加え、耐久性にも優れており、ハードな使用環境にも耐えうる頑丈さはプレイヤーのみならず現場エンジニアからの信頼も厚いです。また、コストパフォーマンスの高さも魅力のひとつです。
特徴
・特定の用途に特化させず、ミドル帯域に集まる楽器全般からボーカルにも対応可能なオールマイティな製品
・周囲のノイズを最小限に抑えるタイトな単一指向性により狙った音をクリアに捉えることができる
・6kHzにピークがある高域特性により楽器のアタック感を的確に捉え、明るく抜けの良いサウンド
・200Hz以下の音の感度を下げるロールオフ調整により近接効果を補正
・耐久性が高く、ハードな使用環境にも耐えうる頑丈さとコストパフォーマンスにも優れる
・ハウリングと衝撃にも強く、ギターアンプやスネア、パーカッション系の突発的な大音量でも音が歪むことなく出音
・比較的小型で軽量
製品スペック
形式:ダイナミック型
周波数特性:40～15,000Hz
指向特性:カーディオイド
出力インピーダンス:定格150Ω(実効値310Ω)
開回路感度:-56.0dBV/Pa (1.6mV)、at 1kHz、1Pa=94 dB SPL
寸法:Φ32×157mm
質量:284g
